精密板金加工コラム

【図面通り+α】精密板金加工が本当に目指す品質とは

― 知識を結集し、最後まで責任を持つものづくり ― 
 
精密板金加工において、 
図面通りに仕上げることは必須条件です。 
寸法、公差、形状――どれひとつ欠けても製品は成立しません。 
 
私たちはまず、図面を正確に読み取り、 
要求された精度を確実に形にすることを前提としています。 
 
そのうえで、 
「図面通り+α」 
この“+α”こそが、精密板金加工の品質を左右すると考えています。 
 

図面には表れない「製品としての完成度」 
 

図面は、製品を作るための重要な情報です。 
しかし、実際の製品づくりでは、 
 
・組み立てたときの収まり 
・部品同士のわずかな干渉 
・使用時にかかる力や振動 
・見た目や手触りの違和感 
 
といった、図面だけでは読み取れない要素も存在します。 
 
私たちは、 
知識と経験を結集し、製品として問題なく使えるかどうか 
その視点まで含めて加工を行います。 
 

フットプレス

スポット溶接とカシメも「図面通り+α」の判断 
 

精密板金加工では、接合方法の選択も重要な判断ポイントです。 
 
スポット溶接は、 
強度や量産性が求められる部分に適しています。 
こちらも合わせてご確認ください。↓
スポット溶接とは?|精密板金加工で欠かせない接合技術をわかりやすく解説

 
一方、カシメは、 
歪みを抑えたい箇所や、異種材を組み合わせる場面で力を発揮します。 
こちらも合わせてご確認ください。↓
精密板金におけるカシメ加工 |ネジや溶接に代わる確実な接合技術
 
どちらも図面上では指定されていても、 
製品全体を見たときに本当に最適かどうかを考えることが、 
「図面通り+α」の考え方です。 
 

最新設備+人の判断で仕上げる精密板金 
 

レーザー加工機やベンダーなどの最新設備は、 
精密板金加工に欠かせない存在です。 
 
しかし、実際の加工現場では、 
 
・わずかなR形状の違い 
・バーリングの立ち具合 
・加工後に出る微妙な歪み 
 
といった調整が必要になることがあります。 
 
当社では、 
フットプレスを用いた簡易しぼり、R切り、バーリング、歪み取りなど、 
人の判断が活きる工程を組み合わせ、 
製品の完成度を高めています。 
 
これは、効率を下げるためではありません。 
最後まで責任を持つための工程です。 
 

知識を結集し、サービス+真心で最後まで 
 

精密板金加工は、 
単に金属を加工する仕事ではありません。 
 
設計意図を理解し、 
加工方法を選び、 
最終製品として問題なく使える状態に仕上げる。 
 
そのために、 
私たちは社内の知識と経験を結集し、 
サービス+真心をもって、最後まで責任を持つことを大切にしています。 
 
それが、私たちの考える 
**「図面通り+αの精密板金加工」**です。 
 

⑤ 精密板金加工では「併用」が最適解になることも 
  

実際の精密板金加工では、 
1製品の中で両方を使い分けるケースも多くあります。 
 
例 
 
構造部 → スポット溶接 
 
取付部・ナット固定 → カシメ 
 
工程全体を見て最適化することが、 
品質とコストの両立につながります。 
 

加工会社選定で重要な視点 
 

スポット溶接とカシメを正しく使い分けるには、 
設計意図を理解し、提案できる加工会社が不可欠です。 
 
溶接・カシメ両方の実績があるか 
 
材質・板厚ごとのノウハウがあるか 
 
試作段階で工法提案ができるか 
 
ここに、精密板金加工業者の「技術力の差」が表れます。 
 

使い分けが精密板金の品質を決める

スポット溶接とカシメは、   
目的・条件・未来の工程を考えて使い分ける技術です。   
   
強度 → スポット溶接   
   
精度・異材 → カシメ   
   
製品全体 → 併用   
   
この視点を持つことで、   
精密板金加工の品質は一段階上がります。   
 

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