精密板金加工コラム

精密板金のブランク加工 |レーザー加工とタレパン加工の違い

ブランク加工には主に レーザー加工 と タレパン加工(タレットパンチプレス加工) の2種類があり、 
それぞれ得意分野や特徴が異なります。ここではその違いを詳しくご紹介します。

 精密板金加工におけるブランク工程とは?0.01mm精度で差がつく品質と生産性について解説しております。あわせてご確認ください。
 

レーザー加工の特徴 
 

レーザー加工は、強力なレーザー光を用いて金属を溶融・蒸発させて切断する方法です。 
 
自由度が高い:複雑な曲線や微細な形状も高精度で切断可能。 
 
金型不要:プログラムを作成するだけで加工できるため、試作や小ロットに適している。 
 
対応素材が広い:鉄・ステンレス・アルミ・銅など多様な材質に対応可能。 
 
欠点:量産性にはやや不向きで、打ち抜き加工に比べると加工スピードが落ちる場合がある。 
 

レーザー切断とタレットパンチング

タレパン加工(タレットパンチプレス)の特徴 
 

タレパン加工は、金型を使って金属板を打ち抜く加工方法です。 
 
量産向き:同じ形状を繰り返し加工する際にスピードと効率性を発揮。 
 
追加工が可能:打ち抜きに加え、バーリング(穴の立ち上げ)、エンボス、刻印などの成形加工も同時に行える。 
 
コスト効率:大量生産で金型費用を分散できるため、1個あたりのコストが下がる。 
 
欠点:金型が必要で、複雑な曲線や微細なデザインは不得意。 
 

どう使い分けるのか? 
 

実際の現場では、製品の仕様や数量によって最適な加工方法を選びます。 
 
試作・小ロット・複雑形状 → レーザー加工 
 
量産・追加工を伴う製品 → タレパン加工 
 
多くの精密板金メーカーでは、両方の設備を組み合わせて最適な方法を選択しています。 
例えば、外形はレーザーで切り出し、一部の穴あけや成形はタレパンで行うといったケースもあります。 
 

レーザー加工とタレパン加工を活かした最適提案 
 

ブランク加工には「レーザー加工」と「タレパン加工」があり、それぞれに得意分野があります。 
 
レーザー加工は金型不要で自由度が高く、試作や複雑形状に強い。 
 
タレパン加工は量産に強く、成形加工も同時に可能。 
 
当社では レーザー加工とタレパン加工の両方に兼ね備えたパンチ・レーザー複合機を保有しております。 
製品の数量・形状・コスト・納期などを総合的に判断し、最適な加工方法をご提案することで、品質と効率を両立させています。 
 
「試作から量産まで幅広く対応できる」ことが、当社の強みです。 
精密板金加工において最適なブランク加工方法をお探しの際は、ぜひ当社にご相談ください。 
 

お見積り・ご相談
見積最短時間30分‼
お急ぎの方はこちら